東京電機大学卒業式
2014-03-18


 2014年3月18日 東京電機大学卒業式が日本武道館で挙行されました。午前10時から卒業式に参加し、夕方からは場所を京王プラザホテルに移して、謝恩会が開催されました。
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以下、謝恩会での学系長挨拶の内容です。


皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 

今年の東京は、昨年より十七日遅れで、本日午前に春一番が吹いたそうです。そんな春風の中、午前十時より日本武道館において厳かな雰囲気の中、卒業式が挙行されました。4年生を代表して草野君、大学院生を代表して肥後君がそれぞれ総代として学長より学位記を授与され、式終了後に大学院生は近津先生、4年生は私から学位記を皆さんにお渡ししました。大学教員としては当たり前のことかもしれませんが、こうして皆さんの門出の瞬間に立ち会うことができる幸せを改めて実感しています。

 

また、今年はうれしいことに卒業生を代表して草野君が感謝の言葉、いわゆる答辞を読むという大役を果たしてくれました。式終了後には、列席された多くの先生方から、大変素晴らしい答辞であったとお褒めの言葉をいただきました。学長や理事長には失礼ですが、草野君の答辞が今日の式の中で最も素晴らしいスピーチだったと思います。

 

さて、卒業を迎え、旅立つ皆さんにこの場を借りて、3つのお願いをしたいと思います。

一つ目は、みなさんは建築、土木、環境、都市といった建設系の総合教育を修めたきわめてユニークな人間であることを自覚し、その誇りをもって社会で活躍してもらいたいということです。皆さんのベースには人間の生活環境を総合的に理解できる能力が備わっています。もちろん、社会ではそれぞれ専門家として生きてゆくことになりますが、常に人間の生活環境を総合的に見るという視点を忘れないでください。

 

二つ目は、そのようなユニークな教育環境のなかでともに学んだ友人たちとのつながりを大切にしてくださいということです。小中高、そして大学とそれぞれの時代に同級生が存在しますが、とりわけ大学時代の同級生は特別な存在です。同じ専門を学び、同じタイミングで社会に放り出され、そして同じようにステップアップしてゆくという意味で、いつまでたっても思い出の対象とはならず、つねに同時代的な存在です。就職では建設系のいろいろな分野に同級生が散らばってゆきます。この、いろいろな分野に同級生がいるということが、おそらく二十年後くらいに重要なコネクションとなって威力を発揮するはずです。二十年後の建設業界で突然のように動き出すであろう建設系の異分野コラボレーションに備えて、是非、友人たちとのつながりを大切にしてください。


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